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2011年12月19日 (月)

Re:

昔の自分の小説みたら当時は長く書いたつもりだったのに実際はすっげー短かったので改めて同様のコンセプトで書き直そうと思ったのですハイ。

中3のときに書いた某症候群の方はそっと消しておこう・・・・いや、残ってる方が読み比べできて面白いかな?こいつです→悪夢症候群

年を取ってよかったことは何といっても書ける量が増えたことよね☆

いや、年齢じゃなくって二次の訓練の賜物か。原稿用紙1枚がこんなに物足りなくなる日が来るなんて中学生の頃は想像だにしてなかったわ。

400字は、短い!

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

・・・・ピピピ!ピピピ!ピピピ!

暗い寝室に不愉快な目覚ましの音が響き渡る。僕は手探りでそれを止めると半身を起こした。

――いやな夢でも見てたのだろうか。気分が悪い。

背中にはびっしょりと汗をかき、薄ら頭に鈍痛を覚える。

必死に1分前まで見ていたものの記憶を呼び戻そうとするが、詳細はおろか、どんな雰囲気だったのかすら思い出せない。

いつも通り制服に腕を通しドタドタとダイニングの方へ降りていくと、母親がいつも通り食パンと目玉焼きとベーコン出し、コーヒーを淹れている所だった。僕はいつもの光景に少し安堵した。

まぁいいさ、夢なんて。いつもの朝じゃないか。

「おはよう、翔ちゃん、朝ごはん出来てるわよ。」

「あぁ、ありがとう、ちょっと食欲無いから今朝はコーヒーだけもらってくよ」

母が怪訝そうに此方を見つめる。

「あなた今日は顔色が悪いわね、大丈夫?」

返事をする代わりに、後ろ向きに手をひらひら振って学校へ出発した。

見渡す限りの快晴、冬の冷たく思い空気が鼻腔を擽り肺に落ちてゆく。

僕は目一杯深呼吸をして冷気と戯れた。冬のこの澄んだ感じがたまらなく好きだ!

今日は何故か人通りが少ない。

通学路を独り占めしているような気がして、僕の胸は躍った。

きっと今日はいいことがあるに違いない!

理由など何もないが、そう確信した。

いざ学校についたがグラウンドには誰もいなかった。寒いからって野球部の奴ら朝練サボってやがる。

下足室で靴を履き替えようと下駄箱に手を伸ばし、はたと自分の上履きがないことに気がついた。

・・・・あれ、おかしいなぁ・・・週末に持ち帰ったんだっけか・・・?

僕が考えていると岡村がふらふらやってきた。

「よ!翔!こんなとこで立ち往生か?ww」

「おぉ、健太。・・・それが俺の上履きが見当たらなくて。俺先週持って帰ったっけ・・・?」

「ひょとして、どっかに隠されてたりしてな」

岡村が冗談っぽく、と言うよりは、少し悪意を感じる笑顔でニヤニヤとほくそ笑む。

「はぁ?ふざけんなよwww何馬鹿にしてんだよwwどこぞの古典的ないじめだwww」

「はは、とりまオレもう教室戻るわ。ここ寒ぃ。」

靴下越しに床の冷たさを味わってる俺よりはましだろう・・・と思いながら、僕は岡村を目で見送った。すると、ふと、白い物体が掃除用具入れの上に置かれているのに気がついた。

・・・まさか、な。

彼の言葉に納得したわけじゃないが、ちょっと気になって僕は背伸びしてそれを取ってみた。

僕の上履きだった。

いや、正確には僕の上履きだったものだった。

なにやら鋭利な刃物のようなものでズタズタに引き裂かれており、見るも無残な布とゴムの塊と化していた。

なんだよこれ・・・・

どうすることも出来ないので、僕はそれをすぐ傍のごみ箱に捨てた。

教務室にあるスリッパを借りてから教室へ向かうと、いつも通り生徒達がお喋りに花を咲かしており、教室内は様々な音がごった返していた。

僕が一歩、教室内に足を踏み入れると一瞬だけ音が止み、全体の声のトーンが変わった。

或いは高笑い、或いは陰口。

具体的な内容など聞かなくても見当がつく、そんな類の音が僕に突き刺さる。

自分の机に荷物を置き、周りから感じる形の無い圧に押し潰されるように着席して俯いた。

いつもなら・・・・大樹や遼太や徹あたりがちょっかいを出しにくるのに・・・・そうだ、あいつらのとこに行こう、あいつ等なら笑って迎え入れてくれるさ。

僕は逃げるように教室を飛び出し、僕らの集合場所、屋上へと駆け上がった。

「お!翔!やっときたか!待ってたぞ!」

温かな雰囲気に、強張った全身の筋肉が弛緩していくのを感じる。こいつ等さえいれば・・・・こいつらさえ味方ならばもういい、俺はやっていける。

「そんな顔してどうしたんだ、翔?なんかあったのか?」

遼太が僕を見据える。

「あぁ・・・それが・・・「分かってる。」」

僕の発言を徹が遮る。

「分かってるともさ、ゴミみたいな扱いをクラスで受けたんだろ?図星じゃないか?」

どうするでもなく、僕はじっと徹の目を見つめる。鼓動が早まって血が逆流しようと滾ってくるのを感じる。何だ、この胸騒ぎ。

「仕方ないよ、だってお前ゴミみたいな奴だからな。何で今まで気がつかなかったんだ?誰もお前のことを好きじゃなかった。ただそれだけだよ。皆お前が嫌いで嫌いで反吐はきそうだったんだよ。

全部ことは水面下、お前の知らない所で進んでたんだ。初めは個々人がお前を不愉快に思っている程度だった。それがあると時、そんな感情を持ってるのが自分だけじゃないと皆気づき始めたんだ。

1人が2人に、2人が4人に、4人が16人に、16人が256人に、あっという間に学年全体が一つになったんだよ。味方が増えれば増えるほど人は強気になるからな。俺らは学校を良くする為の掃除をしようと思ったんだ。

もう分かるだろ?皆のためにも消えてくれよ。邪魔なんだよ。お前。」

「え・・・だってお前らは・・・・」

「あぁ、全部演技だ。はなっからお前みたいな奴なんて友達ともなんとも思ってない。付き合いで良くしてやってたのに、ちょっと優しくしたら尻尾振ってついてくるとかお前何考えてんだよw

お前は友達も上手に作れないどころか、友達か否かの判断もできねぇのか?

お前、うざいよ。」

徹の言葉が頭の中でリフレーンする。

最早言語として認識することを脳細胞が拒んでくる。

オマエ、ウザイヨ・・・・・・?

呆然と立ちつく僕の両腕を大樹と遼太が掴み柵の方へと引いていく。

何が起こっているのか、それすら考えられない。僕の脳は完全に機能を停止してしまったようだ。

もういい、何がどうなってもぼくは知らない。

気づくとほかのせいとたちもたくさんおく上に来てるじゃないか。にぎやかだな。

・・・・・・・。

色んな教室から顔を出してる生徒達と屋上まで上がってきた生徒達、360度から反響する歓声と熱狂を全身で感じ、僕は、虚空を見上げる。

美しい冬の寒空――

「じゃあな。」

ポン、と、徹が僕の肩を押す。それは、余りに日常的な、帰りの挨拶のようだった。

一瞬、ふわりと宙に浮き、時が止まったかのように感じる。

皆の嬉しそうな笑みが見える。

と思うもつかの間、発散する視線、逆転する天地、加速する景色。

僕の体は放物線を描きながらぐんぐんグラウンドへ向かって行った。

 

 

・・・・ピピピ!ピピピ!ピピピ!

暗い寝室に不愉快な目覚ましの音が響き渡る。僕は手探りでそれを止めると半身を起こした。

――いやな夢でも見てたのだろうか。気分が悪い。

背中にはびっしょりと汗をかき、薄ら頭に鈍痛を覚える。

必死に1分前まで見ていたものの記憶を呼び戻そうとするが、詳細はおろか、どんな雰囲気だったのかすら思い出せない。

いつも通り制服に腕を通しドタドタとダイニングの方へ降りていくと、母親がいつも通り食パンと目玉焼きとベーコン出し、コーヒーを淹れている所だった。僕はいつもの光景に少し安堵した。

まぁいいさ、夢なんて。いつもの朝じゃないか。

Fin

途中書いてて人間不信になりそうだた・・・・

てゆか最近うちの小説暗すぎだろ・・・・・そろそろハッピーなのとか無属性なの書こうっと。

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コメント

雛流ry

投稿: みき | 2011年12月19日 (月) 15時01分

恥ry

投稿: らっこ | 2011年12月19日 (月) 15時05分

言ってたのこれか!!そして改訂して大分ぎっしりしたのね!
ついさっき一昨年ってどんだけ会ってから経ってるんだって笑っちゃったのに、今もはや怖いんですけど(苦笑)

投稿: mist | 2011年12月19日 (月) 15時17分

そーこれこれw
1ページ位じゃ満足出来なくなっちゃってさww

怖がってくれたら幸いだよ(・∀・)ニヤニヤ

投稿: らっこ | 2011年12月19日 (月) 15時25分

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